skeletal classⅢ早期治療のプロトコル
日本矯正歯科学会学術大会でためになった公演の話です
チンキャップが反対咬合の治療に有効性が無いなどと言われていますが、世界のⅢ級治療はこっちが主流なのかな?
・世界中で最も多用されているのは、上顎急速拡大の後、フェイスマスク療法で上顎骨前方牽引(効果を発揮するのは乳歯列期または早期混合歯列期)
・でもそれでは患者協力が必要で遺伝要因強い場合は改善しない
・なのでTADを用いて上顎前方牽引の効果を高めよう
方法は
・上顎正中口蓋縫合前方部に埋入した2本のミニインプラントをスケレタルアンカレッジとしHybridhyraxを適応する
・下顎では側切歯と犬歯の間に埋入した2本のミニインプラントをスケレタルアンカレッジとしManhaesバーでつなげる
・患者にⅢ級ゴムを1日中使用してもらう(最初の1ヶ月は100g、2ヶ月目以降は200g)
・正中口蓋縫合が理解するまで1日2回拡大する(朝2/4回転、夜2/4回転)
・離開後は夜間フェイスマスクを使用してもらう(400~500g)
・臼歯Ⅱ級関係半分までフェイスマスクをやるべき
Ⅲ級の程度が強い子は上顎歯列の狭窄を伴っていることが多いと感じるので、急速拡大装置と前方牽引はいいと思う
急速拡大による上顎骨のA点が前方に出るという効果も相まって良い方向に行くのではないかと
Hybridhyrax欲しいなあ〜