ボーイングエフェクト(犬歯)
抜歯症例を治療する上で大事なことは、いかにボーイングエフェクトを起こさずワイヤーをまっすぐにするかだと思われます
要は歯を傾斜移動させずに、歯体移動させればいいのですが、これが難しい
犬歯のリトラクションでは、
こうでなく
こう。なのですが、抵抗中心が歯根にあるので、ただ引っ張っても傾斜移動してボーイングエフェクト起こすという・・
そして犬歯の遠心移動は前歯の叢生を解消したので、Ni-Tiワイヤーからやりたいのですが、ベンドは普通あまりしないし・・
M/F ratioを10/1にすれば歯体移動するそうな
Ni-Tiがどれだけモーメントを起こしてくれるのか初心者にはよく分からん(1000gmmってどんだけ〜)
なので、Ni-Tiの段階ではMBTのレースバックをよく使います
M/F ratioのFをできるだけ小さくしてMをできるだけ効かせようというイメージ。かつ、トランポリン効果狙う感じ
MBTでは、HANT Ni-Tiで019☓025まで上げてその間レースバックしていると思うのですが(多分)
自分はすぐベンドしたくなる性分なので短期間しか使わないです
Mを増やしゃF増やしても文句ないっしょという理屈